6. 郷土料理保存とふるさと薬膳の開発(食と農を考える女性の会)


 グリーン・ツーリズムの楽しみの一つに、その土地独特の食べ物を味わうことがあります。しかも、その食べ物が、そこでしか食べられないものとしたら、その価値は一段と高まります。西海町の「ふるさと薬膳」は、まず、昔から地元で食べてきた料理を探求して、その中から現代にも合う料理を、薬膳として再構成することを目指しました。
 「薬膳」の指導には、東京の東方健美研究所より新倉講師を招き、地元の女性の有志による「食と農を考える女性の会」を結成して臨みました。「薬膳」を具現する場としては、伊佐ノ浦公園の開発の一環として計画されていた施設を活かし、平成12年2月に「ふるさと薬膳レストラン“菜彩”」を開店しました。


(1)「食と農を考える女性の会」の活動の経過と概要

平成11年7月に、11名の女性有志を中心に会が発足し、直ちに「薬膳」の勉強を始めました。公式の研修会は先進地視察を含め、8回を予定していましたが、実際には、その2倍以上の自主研鑽が重ねられました。
研修会のうちの3回を、伝統郷土料理の制作に当て、約50種類が評価されました。そのうちから、新倉講師の指導により、新しい「ふるさと薬膳」の形を整えました。したがって「ふるさと薬膳」は、一見家庭料理風ですが、食べればそこに懐かしさと体が健康になるような感じがします。食材は原則的に地元の産物を用いており、主な調味料もまた、地元で加工された無添加品を使っています。

(2)ふるさと薬膳メニューの概要

2月11日に開店したことから、春の薬膳として「菜彩五膳」が整いました。五膳は“すみれ(肝機能によい)”“あざみ(心機能によい)”“ひまわり(胃腸によい)”“こすもす(肺系統によい)”“つばき(腎系統によい)”があり、10〜11品の料理で盛りつけられます。内容は季節ごとに旬の食材が使われます。
この他にも西海すしと松花堂弁当(予約)、薬膳カレーや薬膳うどんなど10種類の単品料理が彩りを添えています。
今後、レストランの運営と共に、これらの「ふるさと薬膳」を、いかにして町の家庭へ普及させるかが「食と農を考える女性の会」の大きな課題です。


Homeへ戻る
グリーンツーリズム>郷土料理保存と薬膳開発>民宿助成


Copyright (C) 2000-2003 e-kasochi.net. All Rights Reserved.