8. 土づくりと有機農業の奨励
(環境保全型農業推進委員会/担い手公社検討委員会)


 安全で健康によい食べ物を得ることは、私たちの願いです。農業立町を目指す西海町の農作物は、誰にも安心して喜んで食べていただきたいものです。国の農業政策もまた、これまでの大量生産型から、環境にやさしい農業への転換方針が示されました。昨年に引き続き、農業の原点である「土づくり」を軸に、減農薬有機栽培 の推奨基準を設け、こだわりと高付加価値の農産物を増やし、“やりがいのある農業環境”を作ることを目指しています。
 町の農業の最大の悩みは後継者難です。これは、少子化が原因の一つですが、何よりも一般的に若い者が、農業に魅力を感じなくなり、町を出て行く者が多いことに因ります。一方、都市の消費者は、安全で美味しい農作物を求める人々が、年々増えつつあります。 このことは、昨今の自然環境保護への関心の高まりとも関連しています。
 そこで、環境にやさしい農業を広めることは、時代の必然性であり、要望に応えるのは、高付加価値の農産物を生み、魅力のある農業の復活を示唆するものでもあります。
 農業を魅力のある産業にできるならば、若者の定着もよくなるでしょう。環境保全型の農業を進め、それを西海町の農業振興の柱とする所以です。


(1)「環境保全型農業推進委員会」の経緯

昨年の答申を引き継ぎメンバーを充足し、平成11年7月に委員会が構成されました。今年度中に、環境保全型農業の具体的な指針を設けるべく、先進地の視察を含め、6回の会議を重ねました。
委員会活動の集大成として、日本でも先駆けた内容の「西海町環境保全型農業憲章」の草案を案出することに至りました。

(2)「西海町環境保全型農業憲章」の要点
  1. 憲章の主文には、自然環境を守ること、化学農薬と化学肥料の総使用量を5年間で現在使用している量の50%以下にすることを謳っています。
  2. 農業の安全使用基準及び使用法の指針を設けました。指針は毎年見直されます。
  3. 環境保全型栽培システムの具体的方法の例として、西海町の代表的農作物11種類について、実際的な栽培マニュアルを設けました。このマニュアルは、年々作物の種類を増やし、内容を拡充していきます。


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