9. 物産・特産品の開発(担い手公社検討委員会)


 旅をして家に持ち帰るものは、その土地の思い出と土産物です。特に土産物は、その地でしか得られないものほど、高く評価されます。それは、魅力あるものづくりのキーワード「今しかない」「ここしかない」の“3しか”で表すことができ、“3しか”の物産をいくつ持っているかが、地域物産の力の強さといえるでしょう。
 物産・特産品の開発検討は、「担い手公社検討委員会」の役割の一つとされましたが、今年度の委員会では、「物産・特産品の開発」の討議の過程までには至りませんでした。したがって、本項では、担い手公社検討委員会の審議経過を記すにとどめます。


(1)担い手公社検討委員会の審議の概要

 西海町の農業は県下で第4〜5位、畜産は第2位に位置付けられます。しかしながら、この町でも後継者のいる農家は20%、全就農者の平均年齢は58歳、農地の荒廃が目立っています。この状態で10年後を予想すれば、現在の形態での農業は、もはや成立し難いと思われます。
 その結果、この町の特徴である灌漑施設を含む、基盤整備の整った有料農地ですら存続できず、荒廃農地がさらに広がるだろうとの、委員の一致した認識が得られました。採算性の評価の仕方もあり、大変大きな課題で平成12年度初期の実現を目指し、審議を継続することとなりました。

(2)担い手公社の必然性は総論賛成

この町で、農業に代わる産業をこれから築き上げることは考えられません。そうであれば農業立町を継続する他はなく、個人農家では農業が成り立たないとすれば、替わり得る策は、農業公社による農業運営しか選択肢がない、との結論になりました。

(3)農業公社に期待できるものは何か

主な使命は、
  1. この町の面積の25%を占める耕地のうち、耕作条件のよい有料農地を、必要な時に必要な耕作ができるように維持する。
  2. 個人や行政では難しい農地の貸借や売買を行い耕地の生産性を高める。
  3. 町の内外に拘わらず町の農業の後継者を育成する。
  4. 効率のよい施設農業や特定作物の農地利用農業を行い、雇用の創出と魅力ある農業を実現する。
  5. 町の農業の基盤となる農法の基本を確立し普及する。

などが挙げられています。これらを踏まえて事務局では成立の条件設定を行います。

平成11年度 西海町グリーン・ツーリズム推進プロジェクト事業委員会

会 長 *山下純一郎 西海町町 総責任者
副会長 *藤原 敬一 西海町助役 副責任者
委 員 *池田 之也 長崎県西彼農業改良普及センター技師
*石崎 和世 農産加工所 味噌・漬物加工/食と農を考える女性の会副会長
*川添 照子 果実農業者 みかん栽培農家/食と農を考える女性の会会長
 辻尾 浩樹 花卉農業者 バラ栽培農家
 中野 勝又 校長会代表 西海町立南中学校校長
 畑中千代美 花卉農業者 スイトピー・金魚草などの栽培農家
*早瀬川 昌 関東西海会 会長/学識経験者
 本田 宏臣 史 談 会 宮司/西海町史談話会会長
*村田 利夫 西海町商工会 指導員
 宮本 義弘 農産物直売所 直売所会長/畜産農家
 山口用一郎 大西海農協 営農部園芸課課長
委員長 *岩永 充三 (株)新都市デザイン研究所 地域活性化アドバイザー
総合調整 *三原 晃 (株)新都市デザイン研究所 代表取締役
事務局長 *山龍 正久 経済課長 事務局総括
事務局 *福田 龍浩 経済課係長 事務局主担当
*村瀬 勝吉 経済課参与 環境保全型農業推進主担当
*清水 丈重 経済課係長 環境保全型農業推進主担当
*吉川 浩 経済課係長 環境保全型農業事務局主担当
*吉田 貴博 経済課担当 道の駅/担い手公社推進担当
*増山 隆文 経済課担当 事務局担当

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